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戦争を知らない子供たち  の感想文! 野中氏に捧ぐ!    [つれつれ(めもり)]

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「田原総一郎氏」
もちろん僕もそう信じていた。将来は海軍に入って、みごとお国のために死ぬのだと思っていた。
そのときになってやっと、僕は何か開放されたような、不思議な高揚感を覚えた。
いったい何なのだ、と僕は思った。あの日を境に、自分が正しいと信じていたことが、すべてひっくり返されたのだ。



 「僕は何か開放されたような、不思議な高揚感を覚えた。」
 11歳の田原氏「僕は何か開放された」と感じた
 80歳の田原氏は 現在でも鮮明な記憶があるようです。
 それだけ強烈な思ひを植え付けられてる。。。
 何から“解放された” のですか???

 「海軍に入って、みごとお国のために死ぬのだ」
  11歳の田原氏は その後徹底的に権力に「反発し続ける。」

 11歳の田原氏をして 「海軍に入って、みごとお国のために死ぬのだ」
 と させたもん。。。
 そんな国中を 一色に染めてしまう空気が 戦争終了まであった。。。
 
 戦争という悲劇は、
 11歳の子供にさえこんな決意を抱かせてしまう。。。
 この辺にあるのか!!!

 
 11歳の田原氏に ある日突然現出した“解放感”
 終戦の日に 起こった。
 田原氏にとって 終戦とは解放だったのか。


 国民の大多数の日常生活を押し潰しながら 戦争は継続されていった。
 “負けて好かった・・・ やっと解放される。”
 何故に将来ある若者を「特攻隊員に仕立て上げたのか???」。
 軍隊のトップ自らが特攻隊員として志願し 天皇に忠誠を尽くせば良い。
 老いさらばえたもんが 自らの“生を保ち”ながら 若者を死に追いやった!

 
 社会とは 何のために“皆が苦労しながら 維持するのか!”
 このこと一点だけで この国の戦争は誤りだった!!!
 もちろん 昭和天皇 崩御されても なおその時代を共有した”同時時代性において”責任負うべきでしょう。。


 「祟り神」が 現在でもあるのなら、
 日本人には馴染まないのかも知れないが 死んだ者にも歴史的責任は残る。。。。






 http://www.taharasoichiro.com/cms/?p=1269

「常識を疑え!」僕の原点となった69年前の終戦のできごと
              投稿日: 2014年8月15日 作成者: ascom

 また8月がやってきた。

 69年前、僕は11歳だった。学校の教師は、あの戦争を「聖戦」だといった。「お前たちはお国のために死ぬのだ」ともいっていた。もちろん僕もそう信じていた。将来は海軍に入って、みごとお国のために死ぬのだと思っていた。だが、それは「夢」だった。

69年前の8月のあの日。正午から天皇陛下のラジオ放送があるという。当時は、すべての家庭にラジオがあるわけではなかった。だから、ラジオのあるわが家に近所の人たちが集まり、あの放送を聞いたのだ。あのころのラジオは性能が悪く、雑音が多かった。それでも、ときどき明瞭になる陛下の声を必死で聞いた。

意味はよくわからなかった。放送が終えると、みんなの間で意見が分かれた。「まだがんばって戦え」ということだろうという人もいた。「戦争は終わった。日本は負けたんだ」という人もいた。その後、役所から連絡がきた。そこで、よくやく日本が負けたのだ、ということがはっきりした。

僕は悲しくなって、自分の部屋にこもって泣きに泣いた。海軍に入って、日本のために死ぬという、「夢」がかなえられなくなったからだ。いつの間にか、寝てしまっていたようだ。気がつくと、すっかり暗くなっていた。窓から外を見た僕は、とても驚いた。家々に灯がともっているのである。

それまでは、灯火管制のため、夜は真っ暗になっていた。空襲に備えなければならなかったからだ。そのときになってやっと、僕は何か開放されたような、不思議な高揚感を覚えた。

9月になり新学期が始まると、あらゆることが逆転していた。「この戦争は聖戦だ」といっていた先生が、「間違った戦争だった」といい始めたのだ。「鬼畜米英」といっていたアメリカが、「いい国」となっていた。総理大臣だった東条英機などは、一転して大悪人になった。教科書を墨で塗りつぶす作業も続いた。

いったい何なのだ、と僕は思った。あの日を境に、自分が正しいと信じていたことが、すべてひっくり返されたのだ。それから僕は、「国、そして偉い人というのは嘘をつく」と肝に銘じ、疑うようになった。

そのときの想いを、僕はずっと持ち続けた。この「常識を疑う」という気持ちは、その後、僕のジャーナリスト人生の原点になった。僕のエネルギーの源となったのだ。

多くの人びとが、あの戦争で亡くなった。僕の大好きだったいとこも、戦死した。戦争が終わって、69年。戦争を知る人間が、どんどん少なくなっている。だからこそ、このことを僕は、何度でも書くし、いっておきたい。二度と戦争をしてはいけない、と。






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