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「緑」の砂漠 「つれづれ樹」 [つれつれ(めもり)]

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 「緑の砂漠」

  「砂漠」 石ころだらけ。
  「沙漠」 砂だらけ。  ・・・どちらも乾ききって、「緑」なんてありは
       しない。
   かって ヨーロッパの地も 中国も緑に覆われた大地だった。
   レンガを焼き・鉄を製造するために・麦を作るために・・・ 森林を木材
   を利用し尽くした。
   失われた緑なき大地は 何をもたらすか・・ 
   一番には 荒涼とした「精神」かもしれません。
   ・ ・・・・

   日本 この国も歴史的には 似たり寄ったりの 「自然破壊」行って
   きました。
   ところがこの国の 自然ときたら・・ 丸坊主になっても・・
   四半世紀もすれば・・ 復活してしまう。
   恐ろしいほどの 再生力を 宿しております。

   海外でよく見聞きする イナゴなどの害虫の 大量発生・・・
   広大な土地に おんなじ作物を栽培することが 遠因じゃないの
   でしょうか。

  「緑の砂漠」 って、なんなのですか。
   植物に覆い尽くされて・・ 青々とした「この大地」が・・
   どうして「沙漠」なのでしょう。

   戦後 現在の稲作と同じように 国から補助金が「林業」に出されて
   おりました。
   杉桧が 補助金によって 植林され続けました。
   現在 山々は 青々とした杉と桧に 覆い尽くされております。
   おかげさまで この国では 全国どこに行っても、、 おんなじ様な
   「景色」を目にします。
   山々は 緑なんだけど 杉に覆い尽くされた。 一片到な世界。
   自然なんかどこにもありはしない。 荒涼とした死に絶えた「緑」です。

   植林に適さない場所にまで 杉桧が植えられ続けました。
   何故でしょうか?
   これといった仕事がなかったからです。
   痩せこけた土地 「山の頂付近」。。。。。。
   切り出すのに 適さない・・経済的に見合わない場所。
  【処構わず。。】植林され続けた。

   だから この国何処を訪れても・・ 杉に覆いつくされた
   「一様な」風景が 目の当りにされる。
   植民地におけるプランテーションと おんなじだよ。
   おんなじ植物が 一様に繁茂する。
   生態系の多様性なんてありません。 杉 一様です。


  近年 田舎にはお年寄りしかおりません。 高齢化が進み。。
  畑も田圃も維持できません。
  最近 田舎では 役場付近で 人口が増大しております。
  役場付近以外の 居住地が放棄されてるからです。
  田舎は 今現在 完全に死に絶えようとしている。

  里山が 維持されなくなってしまいました。
  日本では 家畜がそれほどに 利用されなかった替わりに・・・
  里山の「落ち葉」が肥料として 利用され続けました。
  これが 高齢化と共に維持できなくなった。
  そして 経済的に見合わないために、、 植林された杉&桧の山々は・・
  捨て置かれてしまった。。
  捨て置かれた杉山は 杉だけしかない・・・ 地面は草木も無い 
  荒涼とした世界。
  大量の降雨があれば・・・ 土砂崩れの起こる世界・・・・・
  川も 同様です。 プランテーションな山は 多様性も無く 痩せこけ、、、 
  里山さえも失われ・・
  川も おんなじ具合に 死に絶えようとしている。

  どうか気づいてください。。。。
  この国の戦後が 急激に復興されたのか・・・
  恐ろしいほどの「人材」が 田舎に満ち溢れていたのです。
  田舎の人材があったからこそ・・ この国の奇跡的な発展があったのです。

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