東の野に炎の 立つ見えて かえり見すれば月かたぶきぬ [つれづれ樹]

　
　　「東　野炎　立所見而　反見為者　月西渡」　　　　万葉集一巻四拾八


　　　”東　野炎”　と　”月西渡”　が対峙される。

　　　主人公が　日出の太陽と入り月の　「間」に位置し、、、
　　　時系列に　太陽を見て　ふり返り　月を目にしている。。

　　　太陽と月が　この位置関係にあるのは　特殊です。


　　　白川静氏は　
　　　軽皇子(後の文武天皇）が　草壁皇子(母;持統天皇,子;軽皇子）から
　　　皇位継承を託されることを象徴させる歌であるとする。


　　　太陽は軽皇子　　月は草壁皇子、　そして主人公は当然に　軽皇子。

　　　ここで　最も重視されねばならないのが、狩猟の聖地とされた阿騎野　
　　　そして　夜明けに日出の太陽と月が顕われる時期、　
　　　この二つが設定条件です。

　　　草壁皇子は「日並の皇子」とされますが、この柿本人麻呂の歌の中で　
　　　軽皇子が　新たな日の出の太陽をｼﾝﾎﾞﾗｲｽﾞさせると考えれば　
　　　謳自体が理解しやすくなります。


　　　白川氏の説通り、　皇位継承の儀式とすれば、　
　　　振り返った瞬間に「日並の皇子」は　
　　　草壁皇子から　軽皇子(後の文武天皇）に
　　　「魂ふり」されています。。。。。



　”　ひむがしの　のにかぎろひの　たつみえて　かえりみすれば　つきかたぶきぬ　”











　中国古代社会には　　王自らが行う「亀甲占い」が存在し
　王の占いを書き留める　”亀甲文字”が　　漢字の始まりとされる。
　変遷した漢字は　原初的に神との繋がりを内包してる。
　言霊は漢字に　受け継がれる。
　常用漢字は　この国の歴史を蔑ろにするもの　です。
　結界という言葉があります。
　日常世界から出る時は　土地の神を共にして行きます。
　非日常行為は　全て占って　最終的な決断を行う。。。

　権力を得た者は　次なる瞬間に権力維持に奔走する。
　真っ先に成されることは「祟り」を回避すること。。
　祟りを回避するために　葬り去った者を鄭重に祀ることもする。
　農業収穫の豊穣を目して　縁起を担ぎ　願を掛ける。
　
　現在人と　大きく異なって
　自然の天変地異に多大な嗅覚を発達させていた。


　



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以下は、エキサイト翻訳になります。
"For an east 野炎 立所見而 anti-見 reason, it is person 月西渡". The one Ten Thousand Leaves is 48. an east field -- flame (key ろい) it stands -- being visible if it tries to return and carries out -- method ぶきぬ of the moon "East 野炎" and "月西渡" confront each other. A hero. It enters with the sun in Hiji and is the moon. It is located "in between", To a time series The sun is seen. It turns round. The moon is seen. . The sun and the moon are in this spatial relationship. It is special. Ms. Shizuka Shirakawa 軽皇子 (next Emperor Monmu). Suppose that it is it a song made to symbolize that the succession to the Imperial Throne is entrusted from the Kusakabe Imperial prince (mother; Emperor Jito, child; 軽皇子). the sun -- 軽皇子 the moon -- Kusakabe Imperial prince, and a hero -- natural -- 軽皇子. here Azumino where to be thought most as important was made into the holy place of hunting and -- Time when the sun and the moon in Hiji appear in dawn, These two are setting conditions. The Kusakabe Imperial prince is in the song of this people 麻呂 from Kakimoto, although considered as "about the same Imperial prince as a day". If 軽皇子 considers that it makes the sun of new sunrise symbolize It becomes easy to understand 謳自体. Mr. Shirakawa's opinion passage, If it is considered as the ceremony of the succession to the Imperial Throne "About the same Imperial prince as a day" is to the moment of turning round. From the Kusakabe Imperial prince "魂ふり" is carried out to 軽皇子 (next Emperor Monmu).,